所得の種類

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

税金は間接税と直接税があります。間接税とは、消費者に広く公平にかかる税金で、消費税がその代表格です。
直接税は税金を納める義務がある者が、国や地方公共団体などに直接納める税金のことを言います。所得税、相続税、法人税などが直接税にあたりますが、その代表はやはり所得税でしょう。

所得税には、あまり知られていませんが、いくつかの種類があります。
下記に所得の種類を挙げて解説していきます。

所得の種類

1.利子所得

利子所得とは、預貯金や公社債の利子、並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得のことを言います。

配当所得や不動産所得と同様、資産性所得に該当します。

所得は、利子等の収入金額の(源泉徴収される前の金額)がそのまま利子所得の金額となります。

課税方法は、「源泉分離課税」が基本となります。ただし、日本国外にある銀行等に預けた預金の利子などの所得は「総合課税」となります。

税額の計算方法は、原則その支払いを受ける際に、利子所得の金額に一律20%(所得税15%、地方税5%)の税率を乗じて算出した所得税等が源泉徴収されますが、2013年から2037年までは更に復興特別所得税も課税されるため、20.315%が源泉徴収されることとなります。

2.配当所得

配当所得とは、株主や出資者が法人から受ける剰余金の配当や、利益の配当の、剰余金の分配、投資法人からの金銭の分配、または、投資信託(公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託以外のもの)及び特定受益証券発行信託の収益の分配などに係る所得をいいます。

所得の計算方法は、「収入金額(源泉徴収される前の金額)-株式などを取得するための借入金の利子=配当所得の金額」となります。

配当所得は、配当等の支払の際に、株式等の区分に応じて所得税等が源泉徴収等されます。源泉徴収された所得税は、原則、その年分の納付すべき所得税額を計算する際に差し引きます。

配当所得は、原則として確定申告の対象となります。ただし、確定申告扶養制度を選択することができます。

3.不動産所得

不動産所得とは、「土地や建物などの不動産の貸付け」「地上権など不動産の上に存する権利の設定および貸付け」、「船舶や航空機の貸付け」のことを言います。

4.事業所得

事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業から生じる所得のことです。ただし、不動産の貸付や山林の譲渡による所得は事業所得ではなく、原則として不動産所得や山林所得になるので含まれません。

5.給与所得

給与所得とは、勤務先から受ける給料、賞与などの所得を言います。

給与所得の計算方法は、「収入金額(源泉徴収される前の金額)-給与所得控除額=給与所得の金額」となります。

給与所得は、給与の支払いの際に所得税が源泉徴収されています。そのため、他の所得がない場合には、勤務先で行われる年末調整によって、確定申告を行う必要がありません。

6.退職所得

退職所得とは、退職により勤務先から受ける退職手当、加入員の退職に基因して支払われる厚生年金保険法に基づく一時金などのことです。

7.山林所得

山林所得とは、山林を伐採して譲渡したり、立木のままで譲渡したりすることによって生ずる所得のことです。

8.譲渡所得

譲渡所得とは、土地、建物、ゴルフ会員権などの資産を譲渡することによって生ずる所得、建物などの所有を目的とする地上権(他人の土地を借りて、建物などの工作物や樹木その他を所有するために,その土地を使用することができる権利)などの設定による所得です。

9.一時所得

一時所得とは、上記1から8までのいずれの所得にも該当せず、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外のものであり、労務その他の役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質ではない一時の所得をいいます。具体的には、懸賞や福引の賞金等や、競馬や競輪の払戻金、生命保険の一時金や損害保険の満期払戻金などがあたります。また、法人から贈与された金品も一時所得に入ります。

10.雑所得

雑所得とは、上記の1から9までのいずれにも該当しない所得です。具体的には、公的年金や著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税などがあたり、FXを含めた先物取引も雑所得に分類されます。

まとめ

以上が所得の種類、区分となります。

所得には、得た所得によって区分が変わります。

思わぬ利益を得た時には、所得の区分についてしっかりと把握をして理解しておきましょう。

参考サイト

No.1300 所得の区分のあらまし-国税庁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。